徹底したガラス張りの運営により
大規模修繕工事をスムーズに進める
閑静な住宅街にあるアルス帝塚山。前身は昭和42年に入居が始まった大阪市住宅供給公社の分譲マンションですが、平成8年に建替えを行い、住戸戸数は68戸から90戸に増えました。そして平成20年3月から大規模修繕工事を開始(同年6月工事完了予定)。建替え経験のある アルス帝塚山管理組合のスムーズな運営ぶりをご紹介します。
● 水漏れ事故が、工事への決断を早める
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「13年ぐらい持つのではないか」という意見もあった中で、10年目に工事を行うことに踏み切ったのは、屋上防水工事の10年保証が切れる直前に水漏れ事故が発生したのがきっかけでした。「水漏れの原因を追及するだけでも半年くらいかかりました。今後、保証が切れてから屋上等から水漏れがあると大きな出費になります。水漏れの件があって、早急に大規模修繕を実施すべし!との意見が多数を占めました」と白澤理事長は経緯を説明します。また、建替え前は大規模修繕をほとんど行わなかったことが、結果的に建替えを早める結果になったという、当時の反省も理由の1つだそうです。
● 公開プレゼンテーションを実施
工事を漏れなくスムーズに進め、同時に施工費用を下することを決定。「住まい情報センターで入手した近畿圏のコンサルタントの情報をもとに、何社かに電話をして来ていただき、お話を伺った上で選ばせていただきました。おかげでとても助かりました」。
そして肝心の施工業者は、業者との癒着等の疑いを少しでも持たれることがないように、推薦などではなく、公募で選びました。応募してきた10社から施工実績や規模等の公募基準をクリアしている5社に絞って見積書を出してもらい、その内3社に集会室で公開のプレゼンテーションをしてもらいました。現在の施工業者を選んだ決め手は、見積金額の安さと熱意でした。「1社1時間の持ち時間で説明してもらいましたが、スライドも使った詳しい説明で、決定権のある部長クラスの人も来られました。また、交通量調査を含めた事前調査もされるなど、その熱心さに心動かされました」。げるためにも必要だとの考えからコンサルタントを導入
そして肝心の施工業者は、業者との癒着等の疑いを少しでも持たれることがないように、推薦などではなく、公募で選びました。応募してきた10社から施工実績や規模等の公募基準をクリアしている5社に絞って見積書を出してもらい、その内3社に集会室で公開のプレゼンテーションをしてもらいました。現在の施工業者を選んだ決め手は、見積金額の安さと熱意でした。「1社1時間の持ち時間で説明してもらいましたが、スライドも使った詳しい説明で、決定権のある部長クラスの人も来られました。また、交通量調査を含めた事前調査もされるなど、その熱心さに心動かされました」。げるためにも必要だとの考えからコンサルタントを導入
● 改修をしながらグレードアップ
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● 昔も今も、ガラス張りの運営を!
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建築年 | 1996年 (築年数12年) |
構造・規模 | RC造・5階建 |
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棟数・戸数 | 1棟・90戸 | 戸当り専有面積 | 56.28〜98.28m2/戸 |
駐車場台数 | 54台 | 駐輪場台数 | 123台 |
付属施設 | 集会室、管理員室 | 付属設備 | オートロック、監視カメラ |
役員任期 | 2年 | 役員数 | 10人(半数改選) |
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選出方法 | 輪番制 | 理事会 | 1回/月 |
総会 | 1回/年 | 各種委員会の設置 | 有(修繕委員会) |