Q&A

不要になった管理員住宅の活用(1)(2)(3)(4)

Q
 管理員の勤務形態を住み込みから通勤に切り替えたために、管理員住宅が空きになりました。これの活用を検討しています。  総戸数57戸、築30年の分譲マンション。管理員住宅(約60m2)は共用部分として登記されています。これの活用方法のひとつとして、住宅として売却や賃貸をする場合には、どのような手続きが必要でしょうか?  また、その他の活用法はどのようなことが考えられますか? 集会室などは既にあります。
A
「メリットが期待できますが、
 法的・技術的な問題点もあります」

 空きスペースを有効活用することにより、管理組合やマンション住人にとってのメリットが期待できます。しかしながら、これらのスペースを新たに活用するためには、共用部分の変更や所有者を誰にするか、固定資産税などの負担、住戸等の新設と管理人室機能の更新など、法的、技術的に様々な課題があります。  この課題を、法律上の問題、登記上の問題、税金の問題、建築・設備上の問題の4回に分けて解説していきます。
1.法律上の問題
2.登記上の問題
3.税金の問題
4.建築・設備上の問題